【必勝!合唱コン】合唱のパート練習の効果的な方法とコツ【実践例あり】

音楽の授業
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合唱のパート練習はどうやって行うのがベストなのでしょうか?パート練習の目的やメリット、具体的な進め方や注意点などを、合唱指導者やプロの歌手から学びました。実際に使える練習メニューやテクニックも紹介します。

合唱は一人ではできません。多くの人と一緒に歌うことで、美しいハーモニーや感動的な音楽が生まれます。しかし、それだけに合唱は難しいものでもあります。自分の声だけではなく、他のパートの声も聞き取り、調和させる必要があります。そのためには、パート練習が欠かせません。

パート練習とは、自分が担当するパート(ソプラノ・アルト・テノール・バスなど)だけで歌うことです。パート練習をすることで、自分の声を確認したり、音取りやリズムを覚えたり、音色や強弱などをそろえたりすることができます。また、他のパートと合わせるときに必要な技術や知識も身につけることができます。

しかし、パート練習はただ歌うだけでは効果がありません。どうやって行うのがベストなのでしょうか?この記事では、合唱指導者やプロの歌手から学んだパート練習の効果的な方法とコツを紹介します。実際に使える練習メニューやテクニックも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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パート練習の目的とメリット

パート練習をする目的は大きく分けて次の3つです。

自分の声を確認する

自分の声を確認するということは、自分が歌っている音やリズムが正しいかどうかをチェックすることです。楽譜を読み解いたり、ピアノや音源などを参考にしたりして、自分が担当するパートのメロディーや和音を覚えます。また、発声や発音などの基本的な技術も磨きます。

本サイト&チャンネルには数多くの合唱曲のパート練習動画があります。ぜひ参考にしてください。

パート内で音をそろえる

パート内で音をそろえるということは、自分と同じパートのメンバーと一緒に歌うことで、音の質や強弱などを統一することです。パート内で音がそろっていないと、全体としてもバラバラに聞こえてしまいます。パート内で音をそろえることで、ハーモニーが美しく響くようになります。

全体として良い音楽を作る

全体として良い音楽を作るということは、他のパートのメンバーと一緒に歌うことで、曲の表現や雰囲気を作り出すことです。パート練習では、他のパートのメロディーや和音を聞き取ったり、入りや切りなどのタイミングを合わせたり、バランスやニュアンスを調整したりします。また、曲の意味や感情を理解したり、指揮者の意図を汲み取ったりすることも大切です。

パート練習をすることで、次のようなメリットがあります。

歌う自信がつく

歌う自信がつくということは、自分の声に自信を持つことです。パート練習で自分の声を確認したり、他のパートの声を聞き取ったりすることで、自分が歌っていることに確信が持てます。また、パート内で音をそろえたり、全体で表現したりすることで、自分の声が曲に貢献していることを実感できます。

歌唱力が向上する

歌唱力が向上するということは、歌う技術や知識が増えることです。パート練習では様々な要素に気をつけながら歌います。音高やリズムはもちろん、発声や発音、強弱や奏法なども重要です。また、フレージングや言葉、ハーモニーやアンサンブルなども学びます。これらのことを繰り返し練習することで、歌唱力は必ず上がります。

仲間との絆が深まる

仲間との絆が深まるということは、歌う仲間に対する信頼や愛情が増すことです。パート練習では自分だけではなく、他のメンバーにも耳を傾けます。互いに助け合ったり、励まし合ったりします。また、一緒に歌う喜びや感動を共有します。これらのことで仲間との絆は深まります。

パート練習の効果的な方法

パート練習を効果的に行うためには、次のような方法がおすすめです。

  • 目的や目標を明確にする
  • 練習する部分や内容を決める
  • ピアノや音源などを活用する
  • フィードバックや評価を行う
  • 繰り返し確認する

目的や目標を明確にする

目的や目標を明確にするということは、パート練習をする理由や成果をはっきりさせることです。パート練習には様々な目的がありますが、それぞれに合った目標を設定することが大切です。例えば、音取りやリズムを覚えるためには、正確に歌えるようになることが目標です。音色や強弱をそろえるためには、同じように歌えるようになることが目標です。表現や雰囲気を作るためには、感情や意味を伝えられるようになることが目標です。目的や目標を明確にすることで、パート練習の方向性や進度がわかりやすくなります。

練習する部分や内容を決める

練習する部分や内容を決めるということは、パート練習で何をどうやって練習するかを計画することです。パート練習では、曲全体ではなく、部分的に練習することが効果的です。例えば、難しい箇所や重要な箇所を優先的に練習したり、音程やリズムなどの要素別に練習したりします。また、練習する内容も工夫することが大切です。例えば、音取りやリズムの確認では、ピアノや音源などを使って歌ったり、メトロノームやタッピングなどでリズムを感じたりします。音色や強弱の統一では、録音して聞き直したり、他のメンバーと交流したりします。表現や雰囲気の作成では、歌詞の意味や感情を考えたり、指揮者の指示に従ったりします。練習する部分や内容を決めることで、パート練習の効率や質が上がります。

ピアノや音源などを活用する

ピアノや音源などを活用するということは、パート練習で外部の音を参考にすることです。パート練習では自分の声だけではなく、他のパートの声も聞き取る必要があります。しかし、他のパートの声が聞こえない場合もあります。その場合は、ピアノや音源などで他のパートの音を補うことができます。例えば、ピアノで他のパートの和音を弾いて自分の声と合わせてみたり、音源で他のパートのメロディーを聞いて自分の声と重ねてみたりします。ピアノや音源などを活用することで、パート練習で必要な音を確認しやすくなります。

お互いに評価しあう

お互いに評価を行うということは、パート練習で自分の声や他のメンバーの声に対して意見や感想を述べたり聞いたりすることです。パート練習では自分だけでは気づかない問題点や改善点があるかもしれません。その場合は、他のメンバーや指導者からの評価が役立ちます。例えば、録音して聞き直して自分の声に気づいたり、他のメンバーと交流して意見や感想を聞いたりします。また、自分の声や他のメンバーの声に対してもお互いに評価を行うことが大切です。例えば、自分の声に対して褒めたり、他のメンバーに対して励ましたりします。評価を行うことで、パート練習で自分や他のメンバーの成長を感じられます。※相手のやる気が削がれる言葉かけはNG

繰り返し確認する

繰り返し確認するということは、パート練習で練習したことを何度も復習することです。パート練習では一度にすべてを覚えたり、完璧に歌えるようになったりすることは難しいかもしれません。その場合は、繰り返し確認することが大切です。例えば、練習した部分や内容を何度も歌ってみたり、他のパートと合わせてみたりします。また、練習したことを忘れないようにメモしたり、記録したりすることも有効です。繰り返し確認することで、パート練習で身につけたことを定着させられます。

まとめ

  • パート練習は合唱のレベルアップに欠かせないものです。パート練習をする目的は自分の声を確認したり、パート内で音をそろえたり、全体として良い音楽を作ったりすることです。パート練習をするメリットは歌う自信がついたり、歌唱力が向上したり、仲間との絆が深まったりすることです。パート練習を効果的に行う方法は目的や目標を明確にしたり、練習する部分や内容を決めたり、ピアノや音源などを活用したり、お互いに評価を行ったり、繰り返し確認したりすることです。この記事では合唱指導者やプロの歌手から学んだパート練習の効果的な方法とコツを紹介しました。ぜひ参考にしてください。
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