【合唱曲】 種 歌詞や曲の解説 作詞 悠道 作曲 山崎朋子

合唱曲
この記事は約6分で読めます。

「小さな花や命のつながりから生まれる幸せと、地球上の生命の尊さを歌った『種 合唱』の歌詞解説。比喩法や反復法などの表現技法が使われ、感動的なメッセージを伝えるこの曲の魅力に迫ります。さらに、歌唱のポイントや楽曲の構造も解説し、この美しい合唱曲に込められた思いを味わってください。」

全パート(歌詞・楽譜付き)

ピアノ(鍵盤・歌詞・楽譜付き)

【各パート別】
ソプラノパート

アルトパート

テノールパート

バスパート

【ステレオ再生】左右のスピーカーから別のパートが流れます。合わせの練習、一人合唱に便利です。
左:ソプラノ 右:アルト
https://youtu.be/DBaekEWQj8U

左:ソプラノ 右:テノール
https://youtu.be/_qqiSVB55cI

左:ソプラノ 右:バス
https://youtu.be/dRzNN3m1_NE

左:アルト  右:テノール
https://youtu.be/Ho73gQRSN9Y

左:アルト 右:バス
https://youtu.be/K81eBUXnvuI

左:テノール 右:バス
https://youtu.be/0vJ0mPj0AlY

スポンサーリンク

歌詞の解説

  • 歌詞の要点: 小さな花や命のつながりから生まれる幸せと、地球上の生命の尊さを歌っています。
  • 主な詩の表現技法: 比喩法、反復法

メッセージやテーマの意味:

  • この曲のメッセージやテーマは、小さな花や命のつながりがどれだけ尊いものであり、幸せをもたらすかを表現しています。私たちの命も地球の中の小さな命であり、その命を大切にし、全力で生き抜く姿勢を美しいと讃えています。

表現技法の活用:

  • 比喩法:この曲では比喩法が使われており、小さな花や命を通じて幸せやつながりを表現しています。「春を迎える小さな花」では、小さな花が春を迎える様子を比喩的に表現しています。「命をつかんだ蜂が運ぶ小さな命」では、蜂が命を運ぶ様子を比喩的に描写しています。
  • 反復法: 反復法は特定のフレーズや言葉を繰り返すことで、強調や説得力を高める手法です。「はなかくて弱いけど 精一杯踏ん張っている姿がすてきだよ」のフレーズが繰り返され、小さな命の努力や頑張りを讃え、感動を引き立てます。

  • 倒置法: 倒置法は文法的な順序を逆にすることで、言葉の響きや効果を高める手法です。「どこにもいかないように握る手を離さない」では、本来の語順を逆転させることで、手を握り締める様子を強調しています。

  • 対句法: 対句法は2つの対になるフレーズを使用して、対比や対立を表現することができます。「いま僕らの命も地球の中の小さな命だから」や「いまあなたの命は私の中の大きな命だから」では、自分たちの命と地球の命、または相手の命と自分の命を対比させています。

詩の構造や歌う際の注意点:

  • この曲の詩の構造は、4行ずつの節が繰り返される形式をとっています。
  • この曲を歌唱する場合、穏やかで優しい歌唱スタイルが適しています。感情表現では、花や命の尊さや美しさに感謝や感動を込めることが大切です。特定のフレーズや表現を強調するためには、メロディや歌声の音色を変化させるなどの工夫が効果的です。

追加のコメントやアドバイス:

この曲は、自然や命の尊さを讃える歌詞と美しいメロディが響き合っています。より深く詩や曲を理解するためには、例えば「小さな花や命がどれだけ大切で、つながりが幸せをもたらすか」を身近な事例や経験に結びつけて説明すると良いでしょう。また、実際に歌を聴きながら感じることや、曲の背景やアーティストのメッセージについても触れてみると良いでしょう。

楽曲の解説

混声四部合唱・三部形式の曲ですね。混声三部(部分四部)の方が適切かもしれません…。

  • 「[は]るをむかえるちいさな[は]な」前奏なしで始まります。指揮者と共に大きく息を吐きます。吐いた息の音でタイミングを計り、歌い出しを揃えます。伴奏者も忘れずにブレスをしてください。この曲全体に言えることですが、無声音(ハ行,サ行,カ行)の言葉を多く使うことで、感傷的な雰囲気を演出しています。大事に発音していきましょう。
  • 「かぜにふかれてたねがとび~」やはり[ハ行]が多いです。息を混ぜてはっきりと発音しないと・・・「花をつかんだ蜂が運ぶ」が「あなをつかんだあちがあこぶ」と聞こえてしまいます。優しい雰囲気の曲だからこそ、丁寧に発音しましょう。
  • 「ちいさないのち~」ソプラノがmpで高めの音でイの母音になるので、のどが閉まりやすいです。舌を上の奥歯につけて、なんとかのどを開けるようにしてください。「つながり(が)~」鼻濁音の(が)がとても多く、汚くなりがちです。nを混ぜて優しく発音しましょう。
  • 「いまぼくらの~」ソプラノ、男声ともに、高めの音でイの母音です。特に男声はきれいに発声するのが難しい箇所になります。大きくブレスをし、あくびの時ののどの形を意識して歌いましょう。力みすぎるとこの曲の雰囲気を壊しかねません。
  • 「はかなくて~」「せいいっぱい~」「ふんばって~」無声音のオンパレードです。正しい日本語を発音できているか、歌詞の通りに聞こえているか、注意深く各パートで聞き合うと良いでしょう。
  • 「ずっとつむいできたものを~」ユニゾンです。一番では自然に焦点を当てていた歌詞が、具体的に自分自身に向き合って、前に進もうと変わっています。同じ強弱記号・メロディですが、視点が1番→2番にかけて身の回りの自然→自分自身に変わっているので、意識すれば同じようには聞こえないはずです。
  • 「いまあなたのいのちは~」1番「地球のなかの小さな命」→2番「わたしのなかの大きな命」と変化しています。同じ旋律ですが、視点が違ったり、『小さな<>大きな』と真逆のことを歌っているので、同じような表現にならないように気をつけたいところ。
  • 「わらえるように~」 言葉の最初が「わ」の場合は「う」の口をしてから「わ」と発音するとはっきりと聞こえます。
  • 「うまれたたくさんの~」この詩の結論になり、最も伝えたいことになります。速度もゆっくりになり、大切なことを自分自身にじっくりと確かめるように語る場面です。情景を演出するアルトとバスの「Uh」はきつい声にならないように、ブレスをしっかりととり、余裕をもって発声しましょう。
  • 「しあわせでした」リタルダンドがかかっているので、合わせづらいです。指揮者も口を動かし、合唱は指揮者の口元を見て、(し)の無声音を意識して息を混ぜて丁寧に発音しましょう。

#パート練習  #合唱コンクール #合唱曲 #合唱 #悠道 #山崎朋子
#合唱パート練習倉庫

タイトルとURLをコピーしました